POLESTAR 2 Lesson 1 Japan Through Foreign Eyes

Lesson 1
Japan Through Foreign Eyes 
外国人の目から見た日本

日本での生活は気に入っていますか?日本で嫌なところは何ですか?この課では、何人かの外国人から日本で暮らすことに関する意見をお聞きします。

Part1 本文和訳

2009年10月、イギリスの雑誌『エコノミスト』に興味深い記事が載りました。世界中の33か国で実施された調査についてのものでした。調査では、自分自身の国に対してどのくらい高く評価し、信頼し、尊敬し、誇りを持っているのかを人々に質問しました。オーストラリアが1位で、中国が7位でした。一方、アメリカは11位でした。順位表の最後は日本でした。日本の回答者たちは自分自身の国に関して低い評価を持っていたようです。

しかし日本の外にいるたくさんの人たちは、もっと好意的な観点で日本を見ています。例えば日本のことを、高い教育水準と第1級のサービスをもった安全で安定した場所だと考えています。毎年、英国の中心的な放送局BBCは、どの国が世界の他の国々にいい影響を与えていると思いますか、と人々に質問しています。こうした調査では、日本は常に1位かそれに近い順位です。2007年はカナダと首位の座を分け合い、2008年はドイツと同点首位でした。

Part2 本文和訳

日本で暮らしている外国の方たちは、日本と日本人についてどのように考えているのでしょうか? 例えば、中国出身のイン・ウェンイーさんは、日本人のマナーに感動しています。日本人が電車に乗るときに、中国の人たちとは違って、みんな辛抱強く列に並ぶという点を指摘しています。中国では、電車に乗る人は、他の誰よりも先に電車に乗り込もうとしがちです。

東日本大震災の直後、インさんは日本を離れる決心をしました。駅で、エスカレーターが動いていないのに気づきました。重い旅行カバンを抱えて、階段を上がろうと苦労しているときに、1人の日本人女性が近づいてきて、「お手伝いしましょうか? みんな大変なときですからねぇ」と言ったのです。その瞬間、インさんは必ず日本に帰ってくると確信しました。

ミャンマーのモン・ミャット・スーさんは、日本人の勤勉さを高く評価しています。日本でパートで働き始めたときに、周りにお客さんがいないときでも、何かやることを見つけるようにすべきだと言われて驚きました。このような献身的な仕事ぶりは、モンさんには新しい考えでした。

Part3 本文和訳

もちろん、批判もあります。日本を訪れる外国の方は、日本人がとても控えめで、容易には打ち解けないと感じることが時々あります。しかし、米国出身のダイロン・ダブニーさんは、日本人も打ち解けられると信じています。日本人は個人的な関係を作るのには時間がかかるだけなのです。

日本での宗教的な信念の統一性の欠如に関して論評する外国人もいます。しかし、スペインのロード・ドメネクさんはこの状況をいい点だと考えています。「何と言っても、いろんな宗教グループはお互いに争ってはいません。実際、日本は強い宗教的信念を持っている他のたくさんの国よりも安全で平和です」と語っています。

トルコ出身のビロール・グンドゥズさんは、日本人はイスラム教徒と共通点があると考えています。イスラム教では、自分の回りにいる人たちとの関係においては思いやりがあり、礼儀正しく、正直で、誠実であることが大切だと指摘しています。「同じ理想は、日常生活で日本人も持っている」と言います。

Part4 本文和訳

日本にやって来るとき、こうした人たちは、すごく大きな冒険心を持っていたに違いありません。この状況のもう一方の側はどうでしょうか? 多くの日本人がそうした冒険心を共有しているでしょうか? 学生に関する限りでは、留学を選択する学生の数は、ますます少なくなっています。文部科学省によると、2004年にピークを迎えた後、数字は著しく下がり始めました。実際、2007年と2008年の間だけでも、留学する学生数は11%減少しました。

イン・ウェンイーさんは、日本の若者たちは海外に行ける自由を利用すべきだと信じています。「ひとたび日本のパスポートを持てば、世界中のどこにでも事実上行けるのです」と言います。中国の人がうらやましく思う点だと指摘しています。「日本の若者たちは、より真剣に外国語を学ぶことを受けとめ、それから海外に飛び出して、自分の目で世界を見るべきです。そうすれば日本の将来にものとても大きく役立つでしょう」と付け加えています。